「〜なのかと聞いていた」「〜しろと言っていた」の韓国語【-냐고 하다】【-(으)라고 하다】。疑問や命令の間接話法を解説。

文法

 

こんにちはこぴです。

「Aさんが、〜なのかって聞いていたよ」とか

「Bさんが、〜してくれって言っていたよ」というように

第三者が言った疑問文や命令文を相手に伝える際に使う、韓国語の間接話法を解説します。

ここでは

  • 〜なのかと言う」【疑問文の間接話法
  • 〜しろと言う」【命令の間接話法
  • 〜しようと言う」【勧誘の間接話法

について解説しています。

そもそも間接話法とは何かわからない方や、基本的な「〜だと言う」という平叙文の間接話法から知りたい方は、こちらからご覧ください↓

①疑問文

【-냐고 하다】は、第三者が言った質問を相手に伝えるときに使います。

作り方は動詞形容詞関係なく냐고 하다をつければいいだけので、簡単ですね。

하다の部分は묻다(聞く)を使うこともできます。

※辞書によると動詞・있다/없다には【-느냐고 하다】、形容詞には【-(으)냐고 하다】とありますが実際には全て【-냐고 하다】が使われています。TOPIKで出題された際も【-냐고 하다】を使用して問題ありません。

◯例文

  • 엄마가 숙제를 언제 하냐고 해요.

お母さんが宿題をいつやるのかと言っています。

  • 언니가 사진을 어디서 찍냐고 해요.

姉が写真をどこで撮るのかと言っています。

  • 무슨 일로 바쁘냐고 했어요.

何の用で忙しいのかと言っていました。

  • 그렇게 많이 입고 안 덥냐고 해요.

そんなに着て暑くないのかと言っています。

  • 어디에 있냐고 물었어요.

どこにいるのかと聞いています。

過去形・未来形の疑問文の場合

過去形は【았/었/였냐고 하다】

未来形は【 (으)ㄹ 거냐고 】です。

  • 술을 얼마나 마셨냐고 해요.

お酒をどれくらい飲んだのかと言っています。

  • 언제 일본에 올 거냐고 했어요.

いつ日本に来るのかと言っています。

②命令文

【-(으)라고 하다】第三者が言った命令文を相手に伝えるときに使います。

パッチムありの動詞には으라고 하다パッチムなしの動詞には라고 하다をつけます。

命令文なので形容詞は使われませんし、過去形や未来形も使われません。

있다には-으라고 하다をつけて【있으라고 하다】で、「いろと言っている」となります。  

◯例文

  • 부장님이 8시에 회사 오라고 하셨어요.

部長が8時に会社に来いとおっしゃっていました。

  • 엄마가 천천히 먹으라고 해요.

お母さんがゆっくり食べろと言っています。

  • 선생님이 여기 있으라고 하셨어요.

先生がここにいろとおっしゃっていました。

「〜するなと言う」=【-지 말라고 하다】

「〜するなと言う」という禁止命令文の間接話法は

【語幹+지 말라고 하다】です。

◯例文

  • 아빠가 위험하니까 저쪽에는 가지 말라고 해요.

お父さんが危ないからあっち側には行くなと言っています。

  • 팀장님이 내일 회의에 늦지 말라고 해요.

チーム長が明日の会議に遅れるなと言っています。

「〜してあげてと言う」「〜してほしいと言う」

【-주라고 하다】【 -달라고 하다】はよく使われる間接話法で、

①「Aさんが、”Bさんに〜してあげて”と言う

【-주라고 하다】

②「Aさんが、”私(Aさん)に〜してほしい”と言う

【 -달라고 하다】

と使い分けます。

◯例文

  • 아빠가 엄마를 더 도와 주라고 했어.

お父さんが、お母さんをもっと助けてあげてと言った。

  • 친구가 내 여자친구에게 선물을 사 주라고 했어.

友達が、僕の彼女にプレゼントを買ってあげてと言った。

  • 부장님이 헌우씨에게 방법을 알려 주라고 해요.

部長が、ヒョヌさんに方法を教えてあげてと言っています。

  • 아빠가 도와 달라고 했어.

お父さんが助けてと言った。

  • 미나가 나중에 전화를 달라고 했어.

ミナが後で電話をくれと言った。

  • 점장님,손님이 고기를 더 달라고 해요.

店長、お客さんがお肉をもっとくれと言っています。

③勧誘文

 【-자고 하다】第三者が言った勧誘文を相手に伝えるときに使います。

パッチムの有無は関係なく、動詞の語幹に자고 하다をつけます。

命令文と同じく形容詞は使われません。

있다には자고 하다をつけて【있자고 하다】で「いようと言う」になります。

◯例文

  • 내 친구가 셋이서 밥을 먹으로 가자고 하는데 어때?

私の友達が3人でご飯を食べようと言っているけどどう?

  • 선배가 12시에 만나자고 해요.

先輩が12時に会おうと言っています。

  • 선생님이 다 같이 이아기를 해서 정하자고 하셨어요.

先生が皆で一緒に話をして決めようとおっしゃいました。

「〜しないでおこうと言う」=【-지 말자고 하다】

「〜しないでおこうと言う」という勧誘の否定文の間接話法

【語幹+지 말자고 하다】です。

◯例文

  • 선배가 오늘은 더 이상 일하지 말자고 해요.

先輩が今日はこれ以上仕事はしないでおこうと言います。

  • 내일은 비가 올 때니까 거기에 가지 말자고 헸어요.

明日は雨が降るからそこには行かないでおこうと言っていました。

会話でよく使う省略形も知っておこう

疑問文・命令文・勧誘文の間接話法はそれぞれ省略形の表現があります。

日本語だと「〜だって」といったニュアンスの文末になります。

シンプルな形で省略されるので、頑張って覚えるほど難しくはありません。

ネイティブの会話では、この省略形も通常形もどちらも同じくらい多用されている印象です。

慣れてきたらぜひこの省略形も使ってみましょう。

省略形の造りは全て、もとの形の【고 】の前の文字に母音【ㅣ】を足すだけです。

【-냐고 하다】→냐+ㅣ=【-냬】

【-라고 하다】→라+ㅣ=【-래】

【-자고 하다】→자+ㅣ=【-재】

このままだとパンマル、요をつけると丁寧語になります。

◯例文

  • 언니가 빵을 몇게 사.

姉がパンを何個買うのかだって。

  • 엄마가 빨리 자.

お母さんが早く寝ろだって。

  • 친구가 같이 항강에 가.

友達が一緒に漢江に行こうだって。

まとめ

  • 〜なのかと言う」【疑問文】→【-냐고 하다】
  • 〜しろと言う」【命令文】→【-(으)라고 하다】
    • 〜してあげてと言う」→【-주라고 하다】
    • 〜してほしいと言う」→【 -달라고 하다】
  • 〜しようと言う」【勧誘文】→【-자고 하다】

理解できたら次は実際に会話で使ってみて、どんどんアウトプットしていきましょう。

今日も一歩成長、お疲れ様でした!

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