韓国語で「〜すること」という意味の【-기】ってなに?どう使うの?”動詞の名詞化”を解説。

文法

こんにちは、こぴです。

今回は、韓国語で「〜すること」を意味する【-기】について学びます。

韓国語をしばらく勉強して韓国語が慣れてきた頃に、韓国人が会話で使っているのが聞こえたり、本など様々な文で目についたりするはずです。

それぐらい日常でたくさん使われる文法なので、マスターするとさらに韓国語で表現できる幅が増えますね。

では具体的にどんなもの?どうやって使うの?という疑問を解決できるように、詳しくわかりやすく解説します。

今日も一歩成長、してみましょう!

【-기】=動詞を名詞化「〜すること」

【-기】は動詞につけて「〜すること」という意味になり、名詞化する役割があります。

-기の前にくるのは動詞の語幹です。

=食べること

운동하=運動すること

만들=作ること

=生きること

というように、動詞の語幹+기で名詞化することができます。

作り方はとても簡単ですね。

【-기】を使う場面は限られている。よく使うフレーズを覚えてしまおう

【-기】が「〜すること」の意味だとお伝えしました。

ですが、「〜すること」と表したいときに何でもかんでも【-기】を使うと自然ではない韓国語になってしまいます。

なぜなら「〜すること」という意味になる韓国語は【-기】の他にも【-음】【-는 것】【-일】があり、それぞれ使い分けられるのです。

ここではその使い分けにも触れてしまうとボリュームが増えてしまうので省略しますが、逆にいうと【-기】を使う場面は限られるということなので、今回は欲張らず【-기】だけに集中してマスターしてみましょう。

では【-기】は主にどのように使うかというと、、-기のすぐ後に決まった言葉をつけることで、いくつかの”決まりフレーズ”を表すことができます。

”決まりフレーズ”「〜する前に」「〜しやすい」「〜しにくい」「〜するために」などを表現しよう

  • する前に=-기 전에

例)밥을 먹기 잔에 손을 씻어주세요.

  ご飯を食べる前に手を洗ってください。

  • するのが簡単だ(〜しやすい)=-기 쉽다

例)한국에서 일본에는 각가까워서 가기 쉬워요.

  韓国から日本へは近いので行くのが簡単です。

  • するのが難しい(〜しにくい)=-기 어렵다
  • 例)그 식당은 인기가 많아서 얘약하기 어려워요.

  その食堂は人気が高くて予約をとるのが難しいです。

  • するのが楽だ(〜しやすい)=-기 편하다

例)이 옷을 입으면 움지기 편해요.

  この服を着ると動くのが楽です。

  • するのが大変だ(〜しにくい)=-기 힘들다

例) 이 시간은 사람이 많아서 이동하기 힘들어요.

  この時間は人が多くて移動するのが大変です。

  • するために=-기 위해
  • 例)쌀을 빼기 위해서 운동을 열시미 하겠어요.

  痩せるために運動を一生懸命しようと思います。

  • することを願う=-기 바라다

例)앞으로도 당신이 건강하기를 바라요.

これからもあなたが健康であることを願います。

  • するのに良い=-기 좋다

例)오늘은 날씨가 좋아서 산책을 하기 좋아요.

今日は天気が良いので散歩するのに良いです。

  • することにする=-기로 하다

주말에 영화를 보러 가기로 했어요.

週末に映画を見に行くことにしました

このようにこれらの表現は-기を使って表現することができます。

とても便利なこれらの”決まりフレーズ”は、ネイティブの会話でも非常にたくさん使われているので、フレーズごとセットでぜひ覚えてしまいしょう。

「〜するにしては〇〇だ」=【-기에는 〇〇】

”決まりフレーズ”ともうひとつ覚えてほしい便利な表現の仕方が、

〜するにしては〇〇だ」=【-기에는 〇〇】です。

〜には動詞の語幹〇〇には形容詞が入ります。

例えば

一人で食べるにしては量が多いです。

と表現したいときは、

혼자서 먹기에는 양이 많아요.

一日で行くにしてはとても遠いです。

하루만에 가기에는 너무 멀어요.

この家に4人で住むにしては狭いです。

이 집에 넷이서 살기에는 좁아요.

というように、【-기】に에는をつけて様々な「〜するにしては〇〇だ」の文を作ることができます。

番外編:メモなどで箇条書きにするときも【-기】

前項までの”決まりフレーズ”と【-기에는 〇〇】のふたつをマスターしてしまえば、あなたはもう【-기】を95%使いこなせることになります。

残り5%の【-기】の使い方としては、メモなどで箇条書きにする際にもたくさん活用します。

例えば今日の一日の予定を書き綴るときに、

このように【-기】を使って箇条書きにしたりします。

あとは語学試験の項目である「読み」「書き」「リスニング」「スピーキング」もそれぞれ「읽기」「쓰기」「듣기」「말하기」というように同じく-기を使いますよね。

まとめ

今回は「〜すること」を意味する【-기】について学びました。

覚えておけばTOPICだけではなく普段の会話にもたくさん使うことができます。

今回は触れませんでしたが、同じく「〜すること」の意味になる【-음】【-는 것】【-일】についても記事にしますので、余裕ができたらそちらも覗いてみてください。

今日も一歩成長お疲れ様でした。