「〜だけど」の韓国語【-지만】と【-은/는데】の違いって?使い分けも解説。

文法

こんにちは、こぴです。

今回は、「〜だけど」という意味になる韓国語の接続助詞

【-지만】と【-은/는데】

について解説していきます。

初級レベルを学習している方は、【-지만】は「〜だけど」の意味であることは既に知っているかもしれません。

ですがその後に学ぶ【-은/는데】も「〜だけど」という意味があります。

ここではこのふたつの違いについてを詳しく解説します。

【-지만】は知っているけど【-은/는데】についてはまだよくわからない・・・

という方もぜひこれで理解できるはずです。

今日も一歩、成長しましょう。

【-지만】=「〜だけど」の意味のみ

【-지만】「〜だけど」という意味しかありません

前文と後文を対比させる【逆説】という役割を持つ接続助詞です。

そのため、必然的に前後どちらかの文は否定的な文が来ることが多いです。

【-지만】は日常会話でもたくさん使われますが、

文語体(書き言葉)として公的な場や文書にも使われる固い表現になります。

そういったフォーマルな場で使われる場合、「〜だけど」よりも「〜だが」「〜ですが」と訳すほうが自然になります。

【-지만】の使い方

形容詞・動詞・있다/없다】の語幹+지만

名詞】+(이)지만

◯例文

  • 이번 여행은 피곤했지만 정말 재밌었어요.
    • 今回の旅行は疲れたけど、本当に楽しかったです。
  • 여름은 좋아하지만 겨울은 좋아하지 않아요.
    • 夏は好きですが、冬は好きではありません。
  • 일요일이지만 사람이 많이 없었어요.
    • 日曜日だけど人があまりいませんでした。

【-은/는데】=①「〜だけど」②「〜なのに」

【-은/는데】日常会話でとても頻繁に使われ接続助詞で

ネイティブの会話では、一回のやり取りで【-은/는데】が2,3回使われてもおかしくない位です。

【-은/는데】には大きく分けると2つの意味があり、

①「〜だけど」の中にも2つの意味があります。

その前にまずは【-은/는데】の使い方から確認しましょう。

【-은/는데】の使い方

形容詞】パッチムありの形容詞の語幹+은데

     パッチムなしの形容詞の語幹+ㄴ데

動詞・있다/없다】の語幹+는데

名詞】+(이)ㄴ데

①-1「〜だけど」【逆説】

これは【-지만】と同じ意味である逆説の「〜だけど」です。

ここで、【-지만】との違いがわからず紛らわしいと感じてしまう方が多いのではないでしょうか。

逆説の「〜だけど」なので前文と後文を対比させるという点は【-지만】と同じです。

【-지만】と違うのは、

  • 口語体(話し言葉)。日常会話にとても頻繁に使われる
  • フォーマルな場や文書では使われない
  • 固くなく、柔らかい表現。「〜だけど」「〜なんだけど」といったニュアンス

という点です。

同じ意味ではあるので、【-지만】を使う文は【-은/는데】を代わりに使うことができます

  • 이번 여행은 피곤했는데 정말 재밌었어요.
    • 今回の旅行は疲れたけど、本当に楽しかったです。
  • 여름은 좋아하는데 겨울은 좋아하지 않아요.
    • 夏は好きだけど冬は好きではありません。
  • 일요일인데 사람이 많이 없었어요.
    • 日曜日だけど人があまりいませんでした。

意味は同じですが、【-지만】のほうが前文・後文の対比の強調が強い表現になり、【-은/는데】だとやんわりとします。

【-지만】は【-은/는데】を代わりに使えますが、【-은/는데】を【-지만】に代えることは、この逆説の【-은/는데】の文以外はできません

①-2「〜だけど」【前置き】

逆説以外で【-은/는데】が「〜だけど」という意味になるのは、

「百貨店に行ったんだけど、服をたくさん買っちゃった」

「さっきメールを送ったんですけど、見ましたか?」

というような結論や結果を伝える前の前置きを話すときです。

◯例文

  • 백화점에 갔는데 옷을 많이 사 버렸어.
    • 百貨店に行ったんだけど、服をたくさん買っちゃった。
  • 아까 메일을 보냈는데 봤어요?
    • さっきメールを送ったんですけど、見ましたか?
  • 밥 먹으로 가는데 같이 갈래?
    • ご飯を食べに行くんだけど、一緒に行く?

前置きの意味で使われる【-은/는데】は【-지만】に代えることはできません

②「〜なのに」

【-은/는데】は、「〜なのに」という意味で使うこともできます。

「休みなのに仕事をしなければいけない」

というように文句や不満を伝えたり、

「美味しいのに安かった」

というように意外な結果・ギャップなどを伝えたりなど、

【-은/는데】は様々な「〜なのに」を表すことができます。

訳すときは「〜だけど」か「〜なのに」か文脈から簡単に推測できるはずです。 

◯例文

  • 오늘은 휴일인데 일을 해야 돼요.
    • 今日は休日なのに仕事をしなければなりません。
  • 그 식당이 싼데 맛있어요.
    • あのお店は安いのに美味しいです。
  • 많이 먹었는데 벌써 배고파요.
    • たくさん食べたのにもうお腹が空きました。
  • 옆에 있었는데 도와 주지 않았어요.
    • 隣にいたのに助けてくれませんでした。

これらの文を【-지만(〜だけど)】に置き換えてしまうと、意味は通じるかもしれませんが、

不満や意外だという話し手の感情が弱くなり、ただ事柄を述べているだけになるのであまり自然ではありません。

まとめ

【-지만】は「〜だけど」の意味のみで、前文と後文の対比をより強く表現します。

【-은/는데】は逆説の「〜だけど」と前置きの「〜だけど」の他に、

不満や意外な結果を伝える「〜なのに」という意味もあります。

  • 【-지만】逆説のみ【-은/는데】逆説の「〜だけど」&前置きの「〜だけど」
  • 【-지만】固い表現、【-은/는데】軽く柔らかい表現
  • 【-지만】文語体(書き言葉)、【-은/는데】口語体(話し言葉)

といった点も違います。

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今日も一歩成長、お疲れ様でした!

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