韓国語で「〜して」を意味する「-서」「-고」の使い分け方は?文法の違いをわかりやすく解説!

文法

こんにちは、こぴです。

韓国語を勉強中の方なら必ずといっていいほどつまずいてしまう、「〜して」と表現するときにj使うわれる「-서」と「-고」の違い。

今回はそんな、どう違うの?どうやって使い分けたらいいの?という疑問を解決できるように、わかりやすく徹底解説していきます!

これを読んで、今日も一緒に一歩成長しましょう!

同じ「〜して」という意味の「-서」「-고」の違いは?

まず「-서」と「-고」はどちらも、

  • 「A-서B」
  • 「A-고B」

このAとBの部分にそれぞれ文が入り、そのふたつの文を繋げて「AをしてBする」といったひとつの文にする役割をもつ接続語尾です。

「-서」「-고」を使い分けるポイントは、前後の文に関係性があるかないか!

ずばり「-서」と「-고」を使い分けるポイントは、

前後の文AとBに関係性(つながり)があるか、ないか

それだけです!

「-서」と「-고」の前後に来るAとBの文にはそれぞれ次のような関係があります。

「-서」=AとBに関係性(つながり)がある

Aが理由Bがその結果を表す文の関係になっている(原因と結果

②最初の行動Aに続いてその後さらに行動Bに移る一連の動作

「-고」=AとBに関係性(つながり)がない

AとBは関係ないので、入れ替えても意味が通じる(並列

単独の行動Aをした後に別の単独の行動Bをする時系列を表す(単純な順番

一見どう使い分けるのか難しく感じるかもしれませんが、このように明確に大きな違いがあります。

では例文を見ながら詳しく見ていきましょう。

前後の文に関係性(つながり)がある→「-서」

「-서」が使われる文には、主に2つのパターンがあります。

①「A-서B」=Aが理由でBがその結果を表す文の関係になっている(原因と結果)

  • 단어를 몰라이해를 못 했어요.
  • 単語を知らなくて理解ができませんでした。

  • 밥을 사줘 기뻤어요.
  • ご飯をご馳走してくれて嬉しかったです。

  • 알바이트를 열시미 해 돈을 많이 벌었어요.
  • アルバイトを一生懸命して、お金をたくさん稼ぎました。

これらの例文を見て、なにか共通点が見つかりませんか?

そうです。全てAが原因でBが結果を表す文になっています。

  • 単語を知らないから(A)、理解ができなかった(B)。
  • ご飯をご馳走してくれたから(A)、嬉しかった(B)。
  • 一生懸命働いたから(A)、お金をたくさん稼いだ(B)。

のように、「〜して」の部分を「〜だから」に言い換えることができるのです。

Aという理由でBだ。に当てはまる文は、「-서」を使うのが正しいのです。

②最初の行動Aに続いてさらに行動Bに移る(一連の動作)

  • 야채를 씻어 먹어요.
  • 野菜を洗って、食べます。

  • 동대문에 가닭한마리를 먹었어요.
  • 東大門に行って、タッカンマリを食べました。

  • 교실에 들어가 자리에 앉았어요.
  • 教室に入って行って、席に座りました。

これらの文は、Aをしてその上さらにBをする、というAとBに関係性(つながり)のあるものになっています。

例えば最初の文でいえば、まず野菜を洗って、次にその同じ野菜を食べる、というように一連の動作になっています。

次の文も、東大門に行って、さらにその東大門でタッカンマリを食べた、という文です。

3つ目の文も、教室に入り、教室の中にある席に座ったことになります。

前後の文に関係性(つながり)がない→「-고 」

続いて「-고」が使われる文にも、同じく主に2つのパターンがあります。

①「A-고B」=AとBに関係性がないので、入れ替えても意味が通じる(並列)

  • 빨래를 하 청소도 했어요.
  • 洗濯をして掃除もしました。

  • 이 마트는 싸상품이 많아요.
  • このスーパーは安くて商品が多いです。

  • 오늘은 많이 놀 많이 먹었어요.
  • 今日はたくさん遊んでたくさん食べました。

ではこちらも共通点を探してみましょう。

そうです。これらは全てAとBに関係性はなく、ただ物事を並べているだけの並列の文です。

なのでこのパターンの「A-고B」の文は、AとB を入れ替えても意味が通じることが特徴です。

  • 청소를 하(B) 빨래도 했어요(A).
  • 이 마트는 상품이 많(B) 싸요(A).
  • 오늘은 많이 먹(B) 많이 놀았어요(A).

ただの並列の文なので、入れ替えても自然な文ですよね?

②「A-고B」=単独の行動Aをした後に別の単独の行動Bをする(単純な順番)

  • 옷을 입 집을 나갔어요.
  • 服を着て家を出ました。

  • 이야기를 잘 듣 질문해주새요.
  • 話をよく聞いて質問してください。

  • 손을 씻 식사를 해주새요.
  • 手を洗って食事をしてください。

これらの文の共通点は、単独の行動Aとまた別の単独の行動Bを時系列に並べた造りです。

  • 「服を着る(A)」その後に「家を出た(B)」
  • 「話を聞く(A)」その後に「質問してください(B)」
  • 「手を洗う(A)」その後に「食事してください(B)」

のように、「した後に」や「〜してから」と言い換えることができます。

時系列に並んでいるのでこれらの「A-고B」の文はAとBは入れ替えることはできません。

ですが「服を着る」ことと「家を出る」ことは、本来別々でもできる、つながりがない単独の行動なので、「-고」を使います。

いかがですか?少しは使い分け方が理解できたでしょうか。

ですが今、皆さんの頭の中にまたひとつ「?」が浮かび上がっているかもしれません。

-서のパターン②の”一連の動作”と、-고のパターン②の”単純な順番”ってどう違うの…?同じ構造の文に見える…。

疑問に思うのも無理がありません。

今回のテーマ「-서」と「-고」の違いを皆さんがこんがらがる理由が、まさにこの部分なのです。

そこで次は、「-서」のパターン②の”一連の動作”と、「-고」のパターン②の”単純な順番”の文の見分け方について見ていきましょう。

自動詞か、他動詞かで「-서」と「-고」を使い分ける!

AをしてBをする。という文の、AとBにある動詞が「自動詞」か「他動詞」かによって「-서」と「-고」を使い分けます。

  • 自動詞」=目的語が要らない動詞「行く」「座る」「開く」など
  • 他動詞」=目的語が必要な動詞「食べる」「乗る」「開ける」など

他動詞は全て前に助詞「〜を」が必要で、それで初めて文が成り立ちます。

この「〜を」に入る名詞が目的語です。

「-서」→①AもBも他動詞で目的語が同じ②AもBも自動詞③Aが自動詞でBが他動詞

①AもBも他動詞で目的語が同じ

例に出した文で説明すると、

  • 야채를 씻어 먹어요.(野菜を洗って食べます。)

の文は、Aの文の動詞「洗う」が他動詞で、Bの文の動詞「食べる」も他動詞です。

さらに、この文の「洗う」と「食べる」の目的語はどちらも「野菜」なので、-서を使います。

②AもBも自動詞

  • 교실에 들어가 자리에 앉았어요.(教室に入って行って、席に座りました。)

Aの「入って行く」とBの「座る」はどちらも自動詞なので、-서です。

③Aが自動詞でBが他動詞

  • 동대문에 가 닭한마리를 먹었어요.(東大門に行って、タッカンマリを食べました。)

Aの「行く」が自動詞Bの「食べる」が他動詞なので、-서を使います。

「-고」→①AもBも他動詞で目的語が異なる②Aが他動詞でBが自動詞

①AもBも他動詞で目的語が異なる

  • 손을 씻 식사를 해주새요.(手を洗って食事をしてください。)

Aの「洗う」は他動詞で目的語は「手」で、Bの「する」も他動詞で目的語は「食事」です。AとBの目的語が異なるので、-고を使います。

Aが他動詞でBが自動詞

  • 옷을 입 집을 나갔어요.(服を着て、家を出て行きました。)

Aの「着る」は他動詞Bの「出て行く」は自動詞なので、-고を使います。

まとめ

「-서」=AとBに関係性(つながり)がある

Aが理由Bがその結果を表す文の関係になっている(原因と結果

  • 단어를 몰라이해를 못 했앴어요.(単語を知らなくて理解ができませんでした。)

最初の行動Aに続いてその後さらに行動Bに移る(一連の動作

AもBも他動詞目的語が同じ

야채를 씻어 먹어요.(野菜を切って食べます。)

AもBも自動詞

교실에 들어가자리에 앉았오요.(教室に入って行って、席に座りました。)

Aが自動詞Bが他動詞

동대문에 가 닭한마리를 먹었어요.(東大門に行って、タッカンマリを食べました。)

「-고」=AとBに関係性(つながり)がない

AとBは関係ないので、入れ替えても意味が通じる(並列

빨래를 하 청소도 했어요.(洗濯をして掃除もしました。)

単独の行動Aをした後に別の単独の行動Bをする時系列を表す(単純な順番

AもBも他動詞目的語が異なる

손을 씻 식사를 해주새요.(手を洗って食事をしてください。)

Aが他動詞Bが自動詞

옷을 입 집을 나갔어요.(服を着て家を出ました。)

こうして整理してみると、理解ができたでしょうか。

ご存知の通り「-서」「-고」は韓国語を使う上で欠かせない、わかっておくべき文法のひとつです。

紹介した通りしっかりと使い分けの法則はありますが、「-서」「-고」を使う度に一回一回この法則を考えていてはキリがありません

なのでこの法則を理解したあとは、自分で積極的に文を考え書いたり話したりして、法則をいちいち思い出したりしなくてもいいぐらい自然に使い分けられるようになるのを意識してみてくださいね。

連結語尾「〜だけど」の韓国語【-지만】と【-은/는데】の違いについての記事はこちら↓

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今日も一歩成長、お疲れさまでした!

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