韓国語で「これ」「それ」「あれ」「どれ」こそあど言葉を日常会話で使える!簡単な覚え方を解説。

ハングル

こんにちは、こぴです。

今回は、日常会話に欠かせない「これ」「それ」「ここ」「そこ」などの「こそあど言葉」を、韓国語で表現できるように徹底解説します。

これをマスターすれば、「どこにありますか?」「あれはなんですか?」などの会話が韓国語でできるようになります。

今日も一緒に、一歩成長しましょう!

こそあど言葉は表にして覚えよう

このそのあのどの
어느
これそれあれどれ
이것그것저것어느것
こちらそちらあちらどちら
이쪽그쪽저쪽어느쪽
ここそこあそこどこ
여기거기저기어디

韓国語のこそあど言葉の一番簡単な覚え方は、このような早見表を作ってみることです。

①「この」「その」「あの」「どの」

まず覚えるべきは「この」「その」「あの」「どの」です。

このそのあのどの
어느

この四つが、こそあど言葉の基本形です。

사람(この人)」「 가게(あの店)」というように、後ろに様々な名詞をつけてものを指すことができます。

そして以降のこそあど言葉は、この基本形(이、그、저、어느)に+αして完成できます。

②「これ」「それ」「あれ」「どれ」

これそれあれどれ
이것그것저것어느것
(이거)(그거)(저거)

基本形の이、그、저、어느に「(もの)」を足すと、「これ」「それ」「あれ」「どれ」になります。

이것은 제 가방이에요.(これは私のカバンです。)」

저것은 뭡니까?(あれは何ですか?)」

어느것이 제일 좋아요?(どれが一番いいですか?)」

というように、ものを指し示す表現ができますね。

()の이거、그거、저거は話し言葉です。

実際に友達や店員と話す際は、圧倒的にこの話し言葉を多く使います。

「난 저거 사고 싶어.(わたしあれ買いたい。)」

이거 얼마예요?(これいくらですか?)」

というように、少しフランクな感じになります。

이것은、그것은、がもちろん正しい言葉ですが、話し言葉ではあまり使わず、ニュースの字幕や新聞などで使われます。

「あれこれ」は「이것저것」

日本語の「あれこれ」は、韓国語で「이것저것」です。

「홍대에서 이것저것 사버렸어.(ホンデであれこれ買っちゃった。)」のように使います。

日本語に訳すと「これあれ」なので、日本語とはこれとあれが逆ですね。

「これは」「これが」「これを」「これで」など助詞つきでも覚えてみよう

これはそれはあれは
이것은(이건)그것은(그건)저것은(저건)
これがそれがあれがどれが
이것이(이게)그것이(그게)저것이(저게)어느 것이(어느 게)
これをそれをあれをどれを
이것을(이걸)그것을(그걸)저것을(저걸)어느 것을(어느 걸)
これでそれであれでどれで
이것으로(이걸로)그것으로(그걸로)저것으로(저걸로)어느 것으로(어느 걸로)

こちらも、本来正しいのは文法通りの것+은(이、을、으로)ですが、話し言葉ではほぼ使われません。

話し言葉では、()の言葉が使われます

構造はシンプルで、それぞれ「ㅅㅇ」を省略します。

「〜は」は、~것은の「ㅅㅇ」を省略して~건

「〜が」は、~것이の「ㅅㅇ」を省略して~게

「〜を」は、~것을の「ㅅㅇ」を省略して~걸

「〜で」は、~것으로の「ㅅㅇ」を省略し「ㄹ」を入れて~걸로です。

그건 아닌거 같아.(それは違うと思うよ。)」

저걸 하나 주세요.(あれをひとつください。)」

어느게 잘 어울릴까?(どれが似合うかな?)」

이걸로 계산해주세요.(これで精算してください。)」などと表現できますね。

③「こちら」「そちら」「あちら」「どちら」

こちらそちらあちらどちら
이쪽그쪽저쪽어느쪽

基本形(이、그、저、어느)に「(側、方)」をつけると、方向を表す「こちら」「そちら」「あちら」「どちら」になります。

이쪽으로 오세요.(こちらにお越しください。)」

어느쪽에 집이 있어요?(どちらに家があるんですか?)」

などと、方向を指す文を作ることができます。

「이쪽」のくだけた言い方「이리」

「こちら」「そちら」「あちら」のくだけた言葉もあります。

日本語にすると「こっち」「そっち」「あっち」です。

基本形(이、그、저)に「」をつけるだけです。

・「이쪽」→「이리

・「그쪽」→「그리

・「저쪽」→「저리

이리 와.(こっちおいで。)」

저리 가라고.(あっち行けって。)」

というように、親しい人にだけ使えるぐらいのかなりくだけた言い方になります。

「あっちこっち」は「이리저리」

日本語の「あっちこっち」は韓国語では「이리저리」です。

이리저리 왔다갔다하니까 너무 피곤해요.(あっちこっち行ったり来たりしたからとても疲れました。)」

訳すと「こっちあっち」なので、同じくこっちとあっちが日本語とは逆ですね。

また、日本語の「あちらこちら」も、韓国語で「이쪽저쪽」があります。

④「ここ」「そこ」「あそこ」「どこ」

ここそこあそこどこ
여기거기저기어디

場所を示すこそあど言葉は、造りは気にせず、このまま覚えてしまいましょう。

여기가 제 직장이에요.(ここが私の職場です。)」

「맛집이 저기에 있어요.(美味しいお店があそこにあります。)」

어디 사세요?(どこに住んでいるんですか?)」

というように、場所を示す文が作れます。

「여기저기」も「あちこち」

여기저기」も「あちこち」の意味で、先ほど紹介した「이리저리」とほぼ同じ意味でよく使われます。

まとめ

韓国語のこそあど言葉は、日本語と同様である程度ちゃんと規則性があるので、最初に紹介した早見表で一気に覚えてしまうのが簡単で覚えやすいです。

見て覚えたら、今度は文を使って実際に声に出して読んでみるとさらにインプットされます

この方法は今回の課題に限らず、言語の勉強において基本ですね。

今日も一歩成長、お疲れ様でした。