1ってイル?ハナ?韓国語の数字の読み方・数え方って?使い分け方をマスターしよう!

ハングル

こんにちは、こぴです。

韓国語で「イル、イ、サム・・・」や「ハナ、ドゥル、セッ・・・」の数字を聞いたことや見たことがあるけど、なんで2種類もあるの?どう違うの?

韓国語を勉強中の方は誰もがややこしく感じる、韓国の数字の数え方や使い分け方。

今回はその「イル、イ、サム」「ハナ、ドゥル、セッ」を使い分け、さらにどんな数字でも言い表せられるようになる方法を解説します。

今日も一緒に、一歩成長しましょう!

韓国語の数字は漢数詩・固有数詞の2種類がある!

韓国語で数字を数えて表す際、漢数詞固有数詞の2種類を使い分けます。

これは日本語でも同じで、

「いち、に、さん・・・」と数えるものが漢数詞

「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」と数えるものが固有数詞です。

韓国語にも「いち、に、さん」に当たる漢数詞と、「ひとつ、ふたつ、みっつ」に当たる固有数詞があります。

それが漢数詞の「イル、イ、サム」固有数詞の「ハナ、ドゥル、セッ」です。

詳しく見ていきましょう。

「일(イル)、이(イ)、삼(サム)・・・」と数える漢数詞と「하나(ハナ)、둘(ドゥル)、셋(セッ)」と数える固有数詞がある!

漢数詞🟰「일(イル)、이(イ)、삼(サム)・・・」

日本語の「いち、に、さん・・・」に当たる漢数詞が、韓国語で「일(イル)、이(イ)、삼(サム)・・・」です。

漢字の「一(いち)、ニ(に)、三(さん)・・・」を、そのまま「一(イル)、ニ(イ)、三(サム)・・・」と、韓国語で読んだものです。

主な漢数詞の数え方と読み方が、次の通りです。

零 0영/공ヨン/コン
一 1イル
ニ 2
三 3サム
四 4
五 5
六 6ユク
七 7チル
八 8パル
九 9
 シプ
 ベク
千 チョン
マン
オク

漢数詞で覚えるのは、これだけです!

このふたつの表の数字だけ覚えられれば、全ての漢数詞を韓国語で表現できます。

この他の数字は上の表の数字を組み合わせることで無限に表せます

日本語でも、例えば「三」と「十」を組み合わせて「三十」にして、「三十」と「七」を足して「三十七」になりますよね。

韓国語でも全く同じ仕組みです。

(三)」と「(十)」を組み合わせて「삼십(三十)」にして、삼십(三十)」と「(七)」を組み合わせて「삼십칠(三十七)」にします。

もう少し練習してみましょう。

四百六十八(468)は韓国語の漢数詞ではどうなるでしょうか?

四→

百→

六→

十→

八→

なので、これをこのままつなげて사백육십팔になります。

では二万五千九百(25,900)は?

ニ→

万→

五→

千→

九→

百→

同じく、このままつなげて이만오천구백ですね。

ここで少しだけ注意する点が、「一万」は일만ではなく、일はつけずにただになります。

このように、漢数詞は単純に数字をつなげていくだけなので簡単です。

では今学んだ漢数詞を、次は色々な単位をつけて表現してみましょう。

時間(分・秒)、年月日、通貨、長さ、番号は漢数詞で表す!

漢数詞を使う単位は、時間(分・秒)年月日通貨長さ重さ温度番号〜人分などです。

  • 時間(分・秒)분・초

34分50秒→34분50초(삼십사분 오십초)

  • 年月日년・월・일

2023年6月14日→2023년6월14일(이천이십삼년 유월 십사일)

「六月」は例外に육월ではなく유월と読み書きします。

  • 通貨원(ウォン)、엔(円)

11,000ウォン→11,000원(만천원)

  • 長さ、重さ센치미터(cm)、키로그램(キログラム)

52km→52키로미터(오십이키로미터)

  • 温度도(度)

27度→27도(이십칠도)

  • 番号번(番)

810番→810번(팔백십번)

  • 〜人分~인분

3人分→3인분(삼인분)

固有数詞🟰「하나(ハナ)、둘(ドゥル)、셋(セッ)・・・」

日本語で「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」に当たる数え方が韓国語では「하나(ハナ)、둘(ドゥル)、셋(セッ)・・・」と数えていく固有数詞です。

0
1하나(한)ハナ(ハン)
2둘(두)ドゥル(ドゥ)
3셋(세)セッ(セ)
4넷(네)ネッ(ネ)
5다섯タソッ
6여섯ヨソッ
7일곱イルゴプ
8여덟ヨドル
9아홉アホプ
10ヨル
20스물(스무)スムル(スム)
30서른ソルン
40마흔マフン
50スィン
60예슨イェスン
70일흔イルン
80여든ヨドゥン
90아흔アフン

固有数詞も、この表だけを頑張ってマスターすれば全て網羅できます

韓国語の固有数詞で少し難しい点が、日本語では「1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ」と1~9までしか固有名詞がなく、10以上だと漢数詞を使いますよね。

ですが韓国語の固有数詞は1~99まであるのです。

え!じゃあ99個も覚えないといけないの!?と不安に思うかもしれませんが、安心してください。

上の2つの表の固有数詞だけを覚えていれば、11から99までは、表の数字だけを組み合わせて表すことができます

例えば16は(10)と여섯(6)を足して열여섯で、88なら아흔(80)と아홉(8)を足して아흔아홉という風にです。

とても単純ですよね?

では続いて固有数詞を使う単位をセットで覚えていきましょう。

時間(時)、歳、個数、回数、人数、〜匹、〜枚などは固有数詞で表す!

固有数詞を使う単位は、時間(時)個数回数人数〜匹〜枚〜杯〜月などです。

ここでひとつ注意してほしいのが、1(하나)、2(둘)、3(셋)、4(넷)、20(스물)の5つは、単位を何もつけずに数える場合はそのままですが、後ろに何かしら単位をつけると、1()、2()、3()、4()、20(스무)に変わります(※表の()参照。)

100以上の数字は固有数詞がないので、100以上は漢数詞を使います。

  • 時間(時)→

午後2時→오후 2시(오후 두시)

  • 세(才)、살(歳)

25歳→25歳(스물다섯살)

  • 個数

32個→32개(서른두개)

  • 回数번(回、度)

14回→14번(열네번)

  • 人数명(名)

53名→53명(쉰세명)

  • その他の単位→〜匹(마리)、〜枚()、〜杯()、〜月()など

目にした数字を読み上げたり、自分で文を作って韓国語の数字に慣れよう!

日常にはたくさんの数字が潜んでいて、街中の看板や店員との会話などでも頻繁に目にしたり耳にしたりしますよね。

前項の表の数字を覚えることがまず一番最初にすることですが、その数字を覚えたら、次は目にした数字を韓国語で読んでみたり、自分で数字を取り入れた文を作ってみたりしながら、韓国語の数字にどんどん慣れていきましょう

韓国人の会話は日本人に比べると早口な上、パッチムもあるので聞き取りが非常に難しいですよね。

数字は特に難しく感じるはずです。

例えば「11월 28일(십일월 이십팔일)」という数字を、実際にネイティブに読み上げてみると、「シビルォル イシプパリル」のようになります。

これが会話だと結構なスピード感で飛び交うのです。

どんどん自分の口で読み上げて、慣れていくことが数字に強くなっていく一番の方法ですね。

数字を使った例文で練習しよう

ではさっそく練習として、日常でよく使う、数字を使った例文を用意したので、実際に読み上げてみて、発音に少しでも慣れてみましょう!

  • 내일은 아침 여섯(6)시 삼십(30)분에 일어나요.

(明日は朝6時30分に起きます。)

  • 천구백구십팔(1998)년 유(6)월 십팔(18)일생이고 지금 스물 다섯살(25)이에요.

1998年6月18日生まれで、今25歳です。)

  • 칠(7)년전에 만났을때는 그녀는 고등학교 삼(3)한년 열여덟(18)살이었어요.

7年前に会った時は彼女は高校3年生18歳でした。)

  • 이 사과는 내(4)개만(10,000)원이에요.

(このリンゴは4つ10,000ウォンです。)

  • 두(2)달한(1)번 미용실에 가요.

ふた月一度美容室に行きます。)

  • 이 김밥이 길이가 이십오(25)센치미터고 무개가 삼백이십(320)그램이에요.

(このキンパは長さが25㎝で重さが320gです。)

  • 연습을 열(10) 더 해주세요.

(練習をあと10回してください。)

  • 당신 자리번호는 십(10)입니다.

(あなたの席番号は10番です。)

※単位の-번は、回数や頻度を〜回、〜度と表す際は固有数詞単なる番号を表す際は漢数詞を使います。

  • 객실은 십삼(13)층에 있읍니다.

(お部屋は13階にございます。)

  • 저의가 새(3)명인대 삼겹살을 사(4)인분 주세요.

(私たち3名ですが、サムギョプサルを4人分ください。)

  • 요금이 일(1)일당 이만오천(25,000)원 나옵니다.

(料金が1人当たり25,000ウォンになります。)

  • 강아지를 새(3)마리 키워요.

(犬を3匹飼っています。)

  • 서류가 총 여섯(6)장 필요합니다.

(書類が全部で6枚必要です。)

まとめ

韓国語の数字は

  • 일 이 삼 사…と数えていく漢数詞
  • 하나 둘 셋 넷…と数えていく固有数詞

の2種類があり

  • 時間(分・秒)、年月日、通貨、長さ、番号などには漢数詞を使う!
  • 時間(時)、歳、個数、回数、人数、〜匹、〜枚などには固有数詞を使う!

表の数字だけ覚えられたら、あとは組み合わせて無限の数字を表すことができます。

ですが韓国語の数字をマスターするには、表の数字だけ覚えて終わり、ではありません

とにかく日常の中で数字を様々な単位とセットで声に出して慣れていき、スムーズに漢数詞と固有数詞を使い分けられるようになるのがゴールです!

この記事で少しでもそのお手伝いができたなら幸いです。

今日も一歩成長、お疲れ様でした!