こんにちは、こぴです。
今回は、韓国語で「〜してあげる」と話したいときに使う文法、
【-아/어 주다】について解説します。
【-아/어 주다】を使えるようになると、「〜してあげる」と表現できるだけではなく、
「〜してください」とお願いをする表現もできるようになりますよ。
では、今日も一歩成長しましょう。
【-아/어 주다】の意味

【-아/어 주다】は、「〜してあげる」という意味で、他にも
「〜してくれる」という表現にも使うことができます。
また、命令形にして「〜してください」という文にもすることができます。
つまり、
- 誰かに何かをしてあげたとき
- 誰かに何かをしてもらったとき
- 誰かにお願いするとき
すべてに【-아/어 주다】が使われます。
相手のために何かを「してあげる」「してくれる」
【-아/어 주다】は直訳すると、「〜してあげる」「〜してくれる」という意味になります。
この表現には、相手を思いやる気持ちがこもっています。
日本語にも共通することですが、
韓国語は「人間関係」や「相手への配慮」を大切にする言語で、
【-아/어 주다】のような表現がとても頻繁に使われます。
日本語の「〜してあげる」「〜してくれる」という言葉も、同じですよね。
例えば、
엄마가 밥을 만들어 줬어요.
という文には、【-아/어 주다】が使われていて、
「お母さんがご飯を作ってくれました。」
という意味になります。
ですがこの文から【-아/어 주다】を取り除き、
엄마가 밥을 만들었어요.
にすると、
「お母さんがご飯を作りました。」となります。
もちろんこの文は、文法的には何も間違っていませんし、意味も通じます。
お母さんが、自分(お母さん)の分のご飯を作ったとしたら、この文は自然です。
ですが、お母さんが子どものためにご飯を作った場合には、
【-아/어 주다】を使うほうが、
「私のために作ってくれた」という思いやりのニュアンスが加わり、自然です。
このように、単純な文に【-아/어 주다】をプラスすると、
相手への気遣いや優しさも込められた表現をすることができるのです。
【주다】は「与える」の意味
【-아/어 주다】の中の【주다】は韓国語で「与える、あげる」という意味の動詞です。
【주다】だけだと基本的には「何かを与える」ことを意味します。
ですが、【-아/어 주다】の形になると、
・「行動」を相手に「してあげる」
・「行動」を相手が「してくれる」
という意味に変わります。
自分自身に対しては使わない
【-아/어 주다】は、相手に対して、相手を思いやる気持ちが込められた文法なので、
原則、自分自身に対しては使いません。
これについては、日本語に置き換えて考えてみても同じなので、理解がしやすいのではないでしょうか。
【-아/어 주다】の活用方法

動詞の語幹 + -아/어 + 주다
動詞の語幹に【-아/어】をつけて、【주다】をつけます。
例
- 가다(行く) →語幹【가】+아 주다→가줘요
- 먹다(食べる)→語幹【먹】+어 주다→먹어줘요
- 하다(する) →語幹【하】+어 주다 →해 줘요
【-아/어 주다】とセットでよく使う動詞
【-아/어 주다】は様々な場面で様々な動詞に使いますが、中でも【-아/어 주다】とセットでよく使う動詞がいくつかあります。
次の6つの動詞は【-아/어 주다】と非常によく一緒に使われるので、ぜひおさえておきましょう。
1.하다(する)
| ・해 줘 ・해 주세요 | して/してあげて してください/してあげてください |
2.알리다(知らせる)
・알려 줘 ・알려 주세요 | 知らせて/知らせてあげて 知らせてください/知らせてあげてください |
3.돕다(助ける)
| ・도와 줘 | 助けて/助けてあげて |
| ・도와 주세요 | 助けてください/助けてあげてください |
4.기다리다(待つ)
| ・기다려 줘 ・기다려 주세요 | 待って/待ってあげて 待ってください/待ってあげてください |
5.빌리다(貸す)
| ・빌려 줘 | 貸して/貸してあげて |
| ・빌려 주세요 | 貸してください/貸してあげてください |
6.주다(与える)※【-아/어 주다】の-아/어は使わず주다単体で使います。
| ・줘 | ちょうだい/あげて |
| ・주세요 | ください/あげてください |
【-아/어 주다】の例文

・친구가 이사 준비를 도와 줬어요.
友達が引っ越しの準備を手伝ってくれました。
・엄마가 도시락을 만들어 줬어요.
母が(私に)お弁当を作ってくれました。
・창문 좀 열어 주세요.
窓をちょっと開けてください。
・이 문제를 설명해 줘요.
この問題を説明してあげます(説明してください)。
・사진 좀 찍어 줄 수 있어요?
写真をちょっと撮ってくれますか?
・친구에게 책을 빌려 줬어요.
友達に本を貸してあげました。
まとめ

【-아/어 주다】は、人とのやりとり・気配りを表現するのに欠かせない文法です。
- 何かをして「あげる」とき
- 誰かに「お願いする」とき
このような場面で必ず使うので、自然な韓国語を話せるようになるためには必須の文法です。
ぜひ皆さんも積極的に使って、マスターしましょう。
今日も一歩成長、お疲れ様でした。



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