韓国語で「〜したい」はなんて言う?「-고 싶다」についてわかりやすく解説。「〜したくない」「〜したかった」の表現も紹介!

文法

こんにちは、こぴです。

今回は、韓国語で「〜したい」という意味の「-고 싶다」について学んでいきましょう。

これを読めば、「〜したいです」「〜したかった」「〜したくない」などの願望を表す文を作れるようになります。

また「-고 싶다」以外を使った願望の表現の仕方も番外編で紹介していますので、ぜひ最後まで読んで、一緒に今日も一歩成長!しましょう。

①「〜したい」=-고 싶다

韓国語で「〜したい」は、動詞の語幹(辞書に載っている「-다」形の、다をとった部分)に「고 싶다」をつけると完成します。

例えば「食べたい」の場合、「食べる」の韓国語「먹다」から、다をとった「먹」が語幹なので、

 + 고 싶다で、

「食べたい」=「먹고 싶다

となります。

他にも、

◦「したい」→하고 싶다

◦「寝たい」→자고 싶다

◦「会いたい」→보고 싶다

◦「行きたい」→가고 싶다

などとなりますね。

この「-고 싶다」の状態だと、まだ辞書の形のままなので、これを「〜したいです」に変えるには、

「-고 싶다」の다をとって、어요をつけます。

この「-고 싶어요」が、「〜したいです」です。

そしてパンマル(タメ口)にする場合は、요をとって「-고 싶어」にするだけです。

いかがでしょうか。

ここまで見る限り、しっかりと規則があり、簡単に思えませんか?

例文

◦旅行に行きたい

여행을 가고 싶어.

◦スーパーに行って野菜を買いたいです

마트에서 야채를 사고 싶어요.

②過去形「〜したかった」=-고 싶었다

続いて「〜したかった」と過去形にする場合は、動詞の語幹に-고 싶었다 をつければ完成です。

「〜したかったです」と丁寧語の話し言葉にする場合は、다をとり어요をつけて「-고 싶었어요」です。

パンマル(タメ口)は同様、요をとるだけです。

例文

◦とても会いたかったです

너무 보고 싶었어요.

◦もっと早く起きたかった

더 일찍 일어나고 싶었어.

③否定形「〜したくない」=「-고 싶지 않다」「안 -고 싶다」

続いては「〜したくない」といった否定形を見ていきましょう。

否定形は2つの表し方があり、どちらも「〜したくない」の意味なのでどちらを使っても構いません

ひとつは、「-고 싶다」に否定形の文法「-지 않다(〜でない)」をつけた「-고 싶지 않다」。

もうひとつは、「-고 싶다」の前に「(否定)」をつけた「안 -고 싶다」です。

丁寧語の「〜したくないです」は、それぞれ「-고 싶지 않아요」と「안 -고 싶어요」です。

パンマル(タメ口)は同様、요をとるだけです。

例文

◦日本に帰りたくないです

일본으로 돌아가고 싶지 않아요.

일본으로 안 돌아가고 싶어요.

◦勉強をしたくないです

공부를 하고 싶지 않아요.

공부를 안 하고 싶어요.

番外編:「-고 싶다」ではない「〜したくない」→「-기 싫다」

動詞の語幹に「-기 싫다」をつけると「〜したくない」の意味になり、「—고 싶지 않다」「안 -고 싶다」と同じ使い方ができます

そして実は、ネイティブの韓国人が会話で「〜したくない」と話す時は、「—고 싶지 않다」「안 -고 싶다」よりも圧倒的に「-기 싫다」が多く使われている印象です。

ということで、「-기 싫다」を使った例文もついでに見てみましょう。

例文

◦日本に帰りたくないです

일본으로 돌아가기 싫어요.

◦勉強をしたくないです

공부를 하기 싫어요.

④〇〇(第三者)が「〜したがる」=「-고 싶어하다」

文の主語が「〇〇(第三者の名前)」「彼」「彼女」の場合に使う「〜したがる」は、動詞の語幹+고 싶어하다です。

丁寧語では「-고 싶어해요」、パンマル(タメ口)は「-고 싶어해」です。

例文

◦姉がカバンを買いたがっています

언니가 가방을 사고 싶어해요.

◦ソラがヨーロッパに旅行に行きたがっているよ

소라가 유럽으로 여행을 가고 싶어 해.

番外編:「〜が欲しい」も「-고 싶다」を使える

〇〇(物)が欲しい、と表す際も、「-고 싶다」を使えます。

가지다(持つ)」+「-고 싶다」→「가지고 싶다」で「欲しい」になります。

日常会話では、「가지다」の短縮形「갖다」を使って「갖고 싶다」が多く使われます。

例文

◦かっこいい時計が欲しいです

멋진 시계를 갖고 싶어요.

◦私あの帽子欲しい

나 저 모자 갖고 싶다!

まとめ

いかがでしたか?

願望の表現「〜したい」には、文法-고 싶다を使って言い表すことができます。

●「〜したい」=-고 싶다

●「〜したかった」=-고 싶었다

●「〜したくない」=-고 싶지 않다または안 -고 싶다

●「〜したがる」=-고 싶어 하다

今回の-고 싶다の文法は、動詞の語幹のパッチムの有無に関わらず고 싶다を後ろにつければいいだけなので、比較的わかりやすい文法ではないでしょうか。

今日も一歩成長お疲れ様でした!