こんにちは、こぴです。
韓国人同士の会話で、文の最後に
「〜ㄹ 걸(요)」
がついているのをよく耳にしませんか?
実際に聞くけど、一人で勉強してても本には出てこない・・・。
という方もいるのではないでしょうか。
今回はその【-(으)ㄹ 걸】を、詳しく解説していきます。
使いこなせると、かなりネイティブに近づきますよ。
【-(으)ㄹ 걸】の意味①「〜だと思うよ」「〜だろうね」

【-(으)ㄹ 걸】の1つ目の意味は推測・予想です。
これが、冒頭で話した
”ネイティブの会話によく出てくるけど、本には出てこない”文法のことです。
会話の中で相手に対して、
自分が推測したことを伝えるときに使います。
断定的ではなく、控えめで柔らかい言い方になります。
日本語にすると、
「〜だと思うよ」「〜だろうね」「〜じゃないかな」
といったところでしょう。
요をつけると丁寧語、はずすとパンマル(タメ口)になります。
そして、この推測の【-(으)ㄹ 걸(요)】の場合
「-(으)ㄹ 걸(요)?」という感じで、
語尾のイントネーションが⤴️となるのが特徴です。
推測の【-(으)ㄹ 걸(요)】は口語体として日常会話で非常に使われ、
ニュアンスもとてもくだけているので、
一人で勉強していても本には出てこないのだと思います。
【-(으)ㄹ 거에요】との違い
同じ推測を表し、会話にも使われる表現として
【-(으)ㄹ 거에요】もあります。
【-(으)ㄹ 걸(요)】との違いとしては、
- 【-(으)ㄹ 거예요】 → 推測にある程度自信がある言い方
- 【-(으)ㄹ 걸(요) 】→ 「たぶんそうだろうね」と控えめで、くだけた言い方
が挙げられます。
といっても細かいニュアンスの違いになるので、
どちらを使っても問題ないでしょう。
推測【-(으)ㄹ 걸(요)】の会話例文
- 지금쯤 도착했을 걸.
- 今ごろ着いていると思うよ。
- 내일은 눈이 올 걸요.
- 明日は雪が降るでしょう。
- 그 사람 분명히 바쁠 걸요.
- その人、きっと忙しいと思いますよ。
- 학생들이 벌써 다 갔을 걸요.
- 学生たちはもうみんな帰ったはずですよ。
【-(으)ㄹ 걸】の意味②「〜すればよかった」

【-(으)ㄹ 걸】の2つ目としては、
過去の出来事に対して「〜すればよかった」と
後悔の気持ちを表すときに使います。
自分に対して、
「あ〜しまった・・・。〜すればよかった・・・。」
と自分の行動への反省に使います。
-(으)ㄹ 걸の後ろに”그랬다”をつけた
【-(으)ㄹ 걸 그랬다】という形が基本の文法で、
”그랬다”をとった
【-(으)ㄹ 걸】は省略形なので、
【-(으)ㄹ 걸 그랬다】の形もセットで覚えましょう。
後悔の【-(으)ㄹ 걸】もまた、
書き言葉ではなく口語体です。
後悔【-(으)ㄹ 걸(그랬다)】の会話例文
- 조금 더 일찍 올 걸 그랬어.
- もう少し早く来ればよかった。
- 그냥 솔직히 말할 걸 .
- 素直に言えばよかった。
- 어제는 쉴 걸 그랬어요.
- 昨日は休めばよかったです。
- 그때 기회를 잡을 걸 그랬어!
- あのとき、チャンスをつかめばよかった!
【-(으)ㄹ 걸】の活用

活用方法はとても簡単です。
動詞/形容詞の語幹+-(으)ㄹ 걸
- 가다 → 갈 걸
- 많다 → 많을 걸
- 먹다 → 먹을 걸
※後悔の【-(으)ㄹ 걸】は「〜すればよかった」なので、
形容詞は使いません。
まとめ

【-(으)ㄹ 걸】は2つの意味で使えます。
① 推量「〜だろう」
② 後悔「〜すればよかった」
会話でとてもよく使われる、柔らかい表現です。
実際に使ってみて、一歩ネイティブに近づきましょう!




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