こんにちは、こぴです。
今回は、韓国語の日常会話によく登場する、
【-길래】についての解説です。
韓国人が【-길래】を使っているのをよく聞くけど、
自分はまだ使いこなせない・・・。
【-(으)니까 / -아서】とはどう違うの?
という方のために、
【-길래】の意味や使い方を解説します。
【-길래】の意味・使い方

まず、【-길래】には「〜だから」の意味があります。
どのようなときに使うのかというと、
話し手が自分の行動の理由を説明するときです。
外の状況や相手の言動などを根拠にして、
自分の行動の理由を説明するときに使います。
つまり、何かを見聞きして、それを理由に「私は〜した」という文になります。
例えば、
「友達が来ないので、先に行きました。」
という文に今回の【-길래】が使えます。
”友達が来ない”という事実を確認したので、
それを理由に私は”先に行った”ことを説明しています。
ポイントは、
”自分の気持ちや考えではなく、
状況や相手の様子を理由にして、
そこから自分なりの判断をして行動をとっている”
のを話すときに使うということです。
理由の部分が自分の行動のときには使えません。
【-길래】の例文

まだ【-길래】を使う場面のイメージが掴みきれていないと思うので、
例文でさらに【-길래】の使い方をおさえていきましょう。
例文
- 많이 먹길래 배고픈 줄 알았어요.
- たくさん食べていたので、お腹が空いているのかと思いました。
- 혼자 있길래 말을 걸었어요.
- 一人でいたので声をかけました。
- 웃길래 기분이 좋은 줄 알았어요.
- 笑っていたので機嫌がいいのかと思いました。
- 비가 오길래 집에 있었어요.
- 雨が降っていたので家にいました。
- 친구가 안 오길래 먼저 갔어요.
- 友達が来ないので先に行きました。
- 길이 막히길래 지하철을 탔어요.
- 道が渋滞していたので地下鉄に乗りました。
- 배가 고프길래 라면을 끓였어요.
- お腹がすいていたのでラーメンを作りました。
- 가게가 닫혀 있길래 다른 데로 갔어요.
- お店が閉まっていたので別のところに行きました。
- 전화를 안 받길래 바쁜 줄 알았어요.
- 電話に出なかったので忙しいのかと思いました。
- 아무 말도 안 하길래 화난 줄 알았어요.
- 何も言わなかったので怒っているのかと思いました
こうして並べると、
【-길래】が”単なる理由の説明”ではなく、
相手・周りの様子を見て判断する場面ばかりなのが分かりますよね。
【-(으)니까 】【 -아서】との違いは?

【-길래】と同じく、理由を説明するときに使う韓国語の文法に、
【-(으)니까 】や【 -아서】がありますよね。
これらと【-길래】はどう違うのでしょうか。
結論としては、
使える場面に違いがあります。
- 【-(으)니까 / -아서】 → 単純に理由を説明する「〜だから」
- 【-길래】 → 「周り・相手の様子を見て(聞て)、だから〜した」
という場面でそれぞれ使います。
【-(으)니까 】【 -아서】は、
単純に理由を説明する表現です。
さすが基本中の基本な文法なだけあって、
前後文の関係性など気にせずオールマイティーに使えます。
対して【-길래】は、
先ほどの説明の通り
前文は相手や外からの原因、後文は自分の行動なので、使える場面は限られます。
つまり、【-길래】を使える文は全て【-(으)니까 】【 -아서】に置き換えることができます。
例えば、
・친구가 안 오길래 먼저 갔어요.
・친구가 안 오니까 먼저 갔어요.
・친구가 안 와서 먼저 갔어요.
全て意味が通じて、正しい文です。
逆に、【-(으)니까 】【 -아서】を使った文を全て【-길래】に置き換えられるわけではありません。
例えば、
・공부를 많이 하니까 한국어가 늘었어요.
・공부를 많이 해서 한국어가 늘었어요.
これは正しい文ですが
・공부를 많이 하길래 한국어가 늘었어요.
だと、理由の部分が自分の行動になっているため、
文法的に間違いの文になります。
じゃあ【-길래】は使わないようにして【-(으)니까 】【 -아서】だけを使っていればいいんだ!
と思うでしょう。
その通りです。
理由を説明する文には、とりあえず【-(으)니까 】【 -아서】を使えば問題ありません。
ですが【-길래】もはとにかくネイティブが使う表現で、
日常会話ではとても多用されているので、
ぜひ積極的に使ってみたい文法です。
まとめ

・【-길래】は「〜だから」「〜なので」「〜と思って」
・自分の行動や判断の きっかけ・理由 を説明するときに使う
これを機に、【-(으)니까 】【 -아서】だけではなく【-길래】も少しずつ使ってみませんか?
今日も一歩成長、お疲れ様でした。




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