こんにちは、こぴです。
今回は韓国語の中級文法の一つ、【-아/어 봤자】について解説します。
ネイティブの会話にも度々登場する表現で、
「〜したところで」「〜してみても」という日本語になります。
頻出するほどではありませんが、
使えるようになると便利ですし、ネイティブっぽくもなれるのでぜひ覚えてほしい文法です。
【-아/어 봤자】の意味

【-아/어 봤자】は日本語では
「〜してみても」「〜したところで」「〜したって」
といった意味になります。
努力しても結果は変わらない、意味がない という否定的な意味合いを持つ表現です。
”どんなに行動しても、期待した結果が得られないだろう”、
「どうせ〜」「いくら〜したって無駄だ」というような諦めの気持ちも含まれていて、
ポジティブな場面で使われることはほとんどありません。
「아무리(いくら)」や「소용없다(意味がない)」という言葉が一緒に使われることも多いです。
【-아/어 봐도】との違い
【-아/어 봤자】と似ている表現の一つに【-아/어 봐도】があります。
【-아/어 봐도】は単純な「〜してみても」という日本語になるだけで、
【-아/어 봐도】自体には特に否定的な意味合いは含まれません。
対して今回の【-아/어 봤자】は、
【-아/어 봤자】という言葉そのものに「〜してみても無駄、意味がない」という否定的な意味合いがすでに含まれています。
つまり、
【-아/어 봐도】よりも【-아/어 봤자】を使ったほうが、
否定的で諦め感の強い「〜してみても(無駄)」という文になります。
【-아/어 봤자】の活用

基本形は、動詞/形容詞の語幹 + -아/어 봤자です。
아요/어요体にして봤자をつけるだけなので、シンプルですね。
・가다 → 가 봤자(行ってみたところで/行っても)
・먹다 → 먹어 봤자(食べてみても)
・공부하다 → 공부해 봤자(勉強しても)
というように活用します。
例文

・아무리 열심히 해 봤자 소용없어요.
いくら一生懸命やってみたところで無駄です。
・거짓말을 해 봤자 다 들킬 거예요.
嘘をついてもどうせバレますよ。
・늦게 사과해 봤자 이미 끝났어요.
遅く謝ってももう終わりました。
・지금 가 봤자 영화는 끝났을 거예요.
今行っても映画は終わっているでしょう。
・돈이 많아 봤자 행복하지 않을 수 있어요.
お金がたくさんあったところで幸せとは限りません。
・잘생겨 봤자 마음이 안 좋으면 싫어요.
いくらかっこよくても心がよくなければ嫌です。
まとめ

【-아/어 봤자】には「〜してみても/〜したところで」という意味があり、
無駄・意味がない、といった否定的で諦めのニュアンスが含まれています。
「〜しても」の基本の表現についても、こちらでおさらいできます↓




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